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トライアンフのエンデューロプログラムでは、2024年、2025年、2026年の各シーズンを通して3種類のエンデューロレースにライダーを送り込む計画です。イギリス出身のジョニー・ウォーカーは、FIMスーパーエンデューロ世界選手権に全戦参戦するほか、AMAエンデューロクロスにも何戦か出場。サマーシーズンのイベントやハードエンデューロレースにも出場予定です。チームメイトのミカエル・ペルソンとジェイミー・マッカニーは、FIMエンデューロ世界選手権に参戦。EnduroGPの略称で知られる伝統的スタイルのエンデューロです。

20年ほど前に始まったFIMスーパーエンデューロ世界選手権はウインターシーズンに屋内で開催される大人気シリーズです。アリーナを埋め尽くす観客の目の前で、岩や丸太などの障害物で構成された過酷なコースをライダーたちが走り抜けます。ゲートドロップと同時にスタートを切り、ショートコースながらも熾烈なレースが展開されます。ジョニー・ウォーカーはTF 250を駆り、第5戦ハンガリーでの優勝を含め、7つのレースで7度の表彰台獲得という素晴らしい成績で最初のシーズンを終えました。ウォーカーはヨーロッパでスーパーエンデューロ世界選手権に本格参戦する前、アメリカのエンデューロクロスシリーズで数々の好成績を収めてきました。英国カンブリア出身のウォーカーは、レッドブル・エルズベルグロデオ・ヘア・スクランブルやレッドブル・ロマニアクスといった世界最大級のハードエンデューロを制した実績の持ち主。2024年末にトライアンフ・ファクトリー・レーシングに加入し、スーパーエンデューロシリーズに参戦。サマーシーズンには複数のイベントが控えています。

FIMエンデューロ世界選手権は伝統的なスタイルの屋外レースで週末に開催され、様々なテストで構成されます。すべてのレースイベントでエンデューロテスト、モトクロステスト、エクストリームテストが実施され、最も盛り上がるスーパーテストは​​通常、金曜の夜に開催されます。エンデューロシリーズのはじまりは1968年。現在はEnduro1（250ccまでの2ストロークおよび4ストローク）、Enduro2（255cc～450ccの4ストローク）、Enduro3（255cc以上の2ストロークおよび450cc以上の4ストローク）の3つのカテゴリーで構成されています。また、E1、E2、E3の合計ポイントでGPクラスの総合順位が決定します。トライアンフのライダー、ジェイミー・マッカニーとミカエル・ペルソンの両名は、チャンピオンシップでの優勝争いを経験した実力派です。2025年はトライアンフ・ファクトリー・レーシングと力を合わせ、E1とGPクラスを戦います。

チームマネージャーはイギリス出身の元レーサー、ポール・エドモンドソン。エンデューロ世界選手権で4度のタイトルに輝き、イギリスチームとして参加したISDEではトータルで金メダルを18個獲得という前人未踏の記録を打ち立てた人物です。エドモンドソンはオフロード界のレジェンドであり、自身が設立・運営したエンデューロレースチーム「ファスト・エディ・レーシング」でも大きな成功を収めました。また、イギリス国内でいくつものエンデューロイベントを主催し、人気を集めています。 

エドモンドソンはトライアンフのオフロードプロジェクトの立ち上がりからのメンバーであり、TF 250-XおよびTF 250-Eのプラットフォーム開発に大いに貢献してきました。映画『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』ではジェームズ・ポンドのスタントダブルとしてトライアンフを操った彼はエンデューロを知り尽くし、親しみやすく、やる気にあふれた人物。トライアンフ・ファクトリー・レーシング・エンデューロ・チームのマネージャーとなった今、エンデューロレースに進出するトライアンフの強力なパートナーとして、新たな挑戦をバックアップします。