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TIGER 1200: 皆様の質問にお答えします

2022 Triumph Tiger 1200 GT pro
モーターサイクル Triumph Motorcycles 2nd 8 2022

 

私たちはポルトガルへ向かい、世界のモーターサイクル・プレスに新型Tiger 1200を紹介しました。そしてファンやフォロワーたちも参加できる機会を作り、新型バイクに関する質問を寄せてもらいました。新型Tiger 1200について、皆様のご質問にTriumphチームがお答えしました。

 

 

Q:先代のTIGER 1200との主な違いは何ですか?

A:新型TIGER 1200は先代より25kg軽量化され、凜としたアドベンチャースタイルが一新されています。新設計のTプレーン3気筒エンジンのレスポンスが向上し、これまで以上にエキサイティングな乗り味を実現します。また、随所に盛り込まれた最新技術により、安全性と快適性が向上しています。

 

Q:TIGER 1200とTIGER 900のパフォーマンスの違いを教えてください。

A:TIGER 1200の最高出力はTIGER 900を約60%上回る150PS、最大トルクは約50%上回る130Nmです。TIGER 1200はTIGER 900よりエンジンが大きく、シャフトドライブとセミアクティブサスペンションも搭載していますが、徹底的な軽量化により、TIGER 900との重量差はわずか10%となっています。それが、レスポンスに優れたライディングと加速性能の大幅向上につながっています。

 

Q:小柄なライダーでも乗れますか?

A:各モデルとも標準シート高を20mm調整できます。また、車体中央部のパッケージングをタイトに仕上げる努力を重ねた結果、車幅のスリム化に成功し、良好な足つき性を実現しています。純正アクセサリーのシートでシート高をさらに20mm低くすることもできます。加えて、クラッチレバーとブレーキレバーはリーチを調整可能、ブレーキペダルとギアペダルは高さを調整可能、新設計の調整式スクリーンは片手で調整可能となっていますので、自分に合ったライディングポジションを見つけやすくなっています。

 

Q:先代のTIGER 1200よりも大幅に軽量にできた理由は何ですか?

A:新型TIGER 1200は完全新設計です。トライアンフのデザインチームがひとつひとつの部品の重量を見直し、スペックの最適化を図りつつ、25kg超の軽量化に成功しました。25kgの軽量化に占める割合が特に大きいのは、新設計エンジン、新設計トライリンクスイングアーム、そして、鍛造アルミニウム製アウトリガー、ボルトオン式アルミニウム製リアサブフレーム、マグネシウム製フロントサブフレームからなる新設計の軽量フレームです。

 

2022 Triumph Tiger 1200 Rally pro)



Q:新設計エンジンのメリットは何ですか?

A:Tプレーンクランクと不等間隔爆発によって全回転域でエキサイティングかつ魅力的なパフォーマンスを実現します。新設計エンジンは出力とトルクがアップし、低回転域での扱いやすさとレスポンスが向上していることに加え、中高速域では3気筒の強みを発揮し、過酷な状況でもトラクションを確保できます。また、オンロード・オフロードを問わず、3気筒独特のパフォーマンスを楽しめます。

 

Q:TIGERはどういったライディングに適していますか?

A:新型TIGER 1200はオールラウンドにお乗りいただけます。オンロードでのダイナミックなハンドリング、ツーリングに最適な走行性能、本格的なオフロード走破性のすべてを備えています。シャフトドライブが搭載されていますので長距離ツーリングでもチェーンのメンテナンスや調整を気にかける必要がなく、ライディングに集中できます。また、セミアクティブサスペンションによってプリロードが自動調整されますので、ソロでもタンデムでも、荷物を積んでいても、最適なパフォーマンスと乗り心地がもたらされます。

  

Q:満タンでの航続距離はどれくらいですか?

A:どういったライディングをするかにもよりますが、20リットルタンクの場合は最長400km、EXPLORERモデルの30リットルタンクの場合は最長600kmです。車体の軽量化のため、どのモデルもフューエルタンクはアルミニウム製です。

 

Q:エンジンサウンドを聞かせてください。

A:下の動画をご覧ください。





Q:リアホイールを18インチにした理由は何ですか?

A:18インチのリアホイールはオンロードでの優れたパフォーマンスを損なうことなく、オフロードでの高い走破性を実現します。GTモデルはフロント19インチ、リア18インチのキャストホイールを装備し、傑出したオンロード性能を発揮します。RALLYモデルはフロント21インチ、リア18インチのチューブレススポークホイールを装備し、本格的なオフロードライディングをこなします。

 

Q:セミアクティブサスペンションは先代モデルと同じですか?

A:同じではありません。ショーワ製の最新のセミアクティブサスペンションです。幅広いライディングシーンで最適なパフォーマンスを発揮します。GTモデルはストロークを200mmとし、オンロードでの乗り心地とフットワークを重視したセッティングです。RALLYモデルのストロークは20mm長い220mmで、オフロード向けのセッティングです。セミアクティブサスペンションは、グリップ、トラクション、路面からの衝撃吸収を最適化することによって、ナチュラルなライドフィールをもたらすことを目的としています。車体の随所に配置されたセンサーからリアルタイムでデータを受信し、サスペンションコントロールユニット内のアルゴリズムを使用して、その時の状況とライダーが選んだ設定に応じて最適なサスペンション設定を提供します。減衰力は電子制御式ソレノイドバルブによって数ミリ秒以内に調整されます。

 

Q:ライダーに熱風が当たらないようになっていますか?

A:冷却性能を向上し、ライダーに熱風が当たらないようにするため、新型TIGERでは車体の両サイドにラジエターを配置するとともに、新設計のダクトをボディに組み込む設計としています。ラジエターの配置を変更したことによってスペースが生まれ、サスペンションのストロークを長くできたほか、RALLYモデルでは21インチのフロントホイールを装備できるようにもなりました。

 

Q:新設計トライリンクスイングアームのメリットは何ですか?

A:トライリンクスイングアームは従来の片持ちスイングアームより1.5kg以上軽量です。軽量化によってサスペンションがホイールの動きを制御しやすくなり、その結果、バイクのセッティングを通して、快適性、操縦性、ダイナミックなハンドリングをさらに向上できました。

 

Q:ブラインドスポットレーダーシステムとはどういう機能ですか?

A:ブラインドスポットレーダーシステムはEXPLORERの2モデルに標準装備されます。車体後部に設置されたレーダーユニットを使用し、2つの新機能でライダーをアシストします。ひとつは「ブラインドスポットアシスト」です。車両後方の死角に他車両を検知すると、ミラー下部のランプが点灯し、ライダーに注意を促します。もうひとつは「レーンチェンジアシスト」です。ライダーが車線変更をしようとしたときに死角に他車両を検知するか、他車両が接近してくるのを検知すると、ミラー下部のランプが点滅し、危険を知らせます。

 

Q:どんなアクセサリーがありますか?

A:トライアンフ純正アクセサリーは50以上ありますので、アドベンチャーライディングの目的に合わせてお選びいただけます。ハードラゲッジは2種類あり、どちらもGIVI社との共同開発によるものです。成型品の「トレッカー」ラゲッジはサイド/コーナーオープン式の左右パニアケースと、フルフェイスヘルメット2個がすっぽり入る52リットルのトップボックス1つで構成されています。アルミニウム製の「エクスペディション」パニアケースと42リットルのトップボックスは、ブラッシュ仕上げとブラック仕上げのどちらかを選択でき、ツーピース構造のパッセンジャーバックレストをプラスすることもできます。プロテクションのためのアクセサリーも充実しており、ステンレス製のエンジンバーとタンクバーなどがあります。シートヒーターもありますし、トライアンフ・セナ50Sヘッドセットにはハーマン・カードンサウンド付きの新タイプが登場しています。

トライアンフ Tiger 1200:どんな道も走破する無敵のアドベンチャーバイク、理想のバイクに仕上げるのはあなたです。