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レース仕様のトライアンフ DAYTONA、映画『One Fast Move』に登場

One Fast Move
Brand トライアンフモーターサイクル 5th 8 2024

新作映画『One Fast Move』は、モーターサイクルクラブのレースを題材にした長編アクションドラマ。KJ・アパ演じる主人公、ウェス・ニールの憧れのマシンとして、完全レース仕様のDAYTONA 765が登場します。『One Fast Move』はAmazon Prime Videoにて8月8日より全世界で配信スタート。クラブレースの世界を生き生きと描き出し、心揺さぶるストーリー展開と手に汗握るレースシーンで見る人を釘付けにします。 

映画のストーリー

『One Fast Move』は、厳しいプロレーサーの世界で栄光を勝ち取ろうと野心に燃える若きバイクレーサー、ウェス・ニール(演:KJ・アパ)が主人公の感動ストーリー。ウェスは、ベテランレーサーでありメンターでもあるディーン・ミラー(演:エリック・デイン)との出会いによって人生の転機を迎えます。彼らは二人三脚で弱点を克服し、手強いライバル達と戦いながらサーキットに挑んでいきます。スピード感溢れるバイクレースを舞台に、友情と野心、そして夢を追い求める姿が描き出されます。

 

映画制作の舞台裏

本作の脚本も手掛けたケリー・ブラッツ監督は、レースファンであることを自他共に認めるモーターサイクリストです。ですが、モーターサイクルクラブレースを題材にした映画が存在しないことを残念に思っていたといいます。そこで、バイクと脚本と映画監督という3つをまとめて何かカタチにできないかと考え、モーターサイクルクラブレースの世界に飛び込んでいくキャラクターを思いついたそうです。それは、監督自身がビギナーライダーだった頃、トライアンフのSTREET TWINに乗って自分探しをした実体験を踏まえたものでした。

ストーリーは人生のレールを外れてしまった主人公、ウェスを中心に展開します。ただし、リサーチを重ねていく内に監督の中でレーサーのコミュニティに対するリスペクトの気持ちがどんどん強くなり、レーサーのコミュニティを正確に再現しようと、レースシーンにもとことんこだわって撮影が行われました。そのこだわりは実際の走行シーンに限ったことではありません。まずは、パドックのセットにリアリティを持たせるために本物のレーサーが集められ、そのレーサーたちが自身のトラックやトレーラーにレースバイクを満載して撮影場所に持ち込み、実際のレースウィークエンドと同じようにピットの準備を整えました。

監督はレーストラックで、実際のレースに勝るとも劣らないスリリングなシーンを撮影しようと、全身全霊で取り組みました。通常の追跡車両よりも速く走行できるバイクに映画用カメラを装着し、アクションを逃さず捉えたのです。

 

 

バイクレースの観客にとってエンジンサウンドはとにかく重要です。そのため、各バイクに車載マイクを取り付け、一台一台の個性的なサウンドトラックをはっきりと録音できるようにしました。すべてのエンジンサウンドがVツインのように聞こえてしまうようなことは許されないのです。また、最も高速な走行が要求されるシーンでは、できる限りダイナミックに走行してもらうため、チャンピオンシップ参加レーサーを起用しました。KJ・アパ演じるウェスとして走行したのはデイトナ200で優勝したブランドン・パーシュ、エリック・デイン演じるディーンとして走行したのはホライゾンアワード受賞者のブライアン・ストークスでした。

 

 

ポストプロダクション中、ブラッツ監督は実際にサーキットを走行する機会に恵まれ、監督自身があらためてレースのスリルと醍醐味を体感しました。トライアンフモーターサイクル社の協力の下、バイク業界のジャーナリストらと一緒になって、希望どおりにセッティングされた新型STREET TRIPLE 765 RSに跨がり、有名なヘレス・サーキットを疾走したのです。映画編集作業の最終段階を迎えていた監督は、この走行体験から新たなヒントを得たそうです。

 

 

『One Fast Move』のケリー・ブラッツ監督

「映画『One Fast Move』の制作は素晴らしい体験でした。この作品では、アドレナリン全開のバイクレース界を映し出すだけでなく、困難を乗り越える精神力と意志の強さを丁寧に描きました。映画制作にあたり、トライアンフモーターサイクルの皆様にご支援・ご協力をいただきましたこと、深く感謝申し上げます」

 

トライアンフが受け継ぐレーサーの伝統

トライアンフモーターサイクル社が本作で果たした役割は大きく、Moto2スタイルのレース用フェアリングを装備したDAYTONA 765 MOTO2™ LIMITED EDITIONはスリリングなレースシーンに欠かせない存在でした。トライアンフは20世紀初め、マン島TTやデイトナ200で幾度も勝利したほか、地上最速記録を何年も保持するなど、レース界でも世界記録の樹立においても輝かしい実績を残してきました。そうしたレースの伝統は現在も失われることなく、トライアンフは2019年からMoto2™ 世界選手権の独占エンジンサプライヤーとなっています。3気筒765cc Moto2 エンジンプラットフォームはトライアンフの優れたエンジニアリングとレーシングスピリットの結晶であり、そのパワー、信頼性、パフォーマンスが高く評価されています。

トライアンフはMoto2エンジンプラットフォームの開発で得た知見を活かし、ニューモデルや改良モデルの量産車を続々と発表しています。近年のレース界での努力の成果が、そうしたモデルに反映されています。2022年、ブランドン・パーシュがSTREET TRIPLE 765 RSを駆り、デイトナ200で優勝しましたが、そのときのエンジンはMoto2世界選手権で使用されているものと同じであり、映画に登場するDAYTONA 765にも同じエンジンが使用されました。STREET TRIPLE 765 RSと新型DAYTONA 660は2024年シーズンも、ベネット ブリティッシュ スーパーバイク選手権とスーパーバイク世界選手権で数々の表彰台を獲得するなど、優秀な成績を上げています。

映画制作者の声

「For The Ride」のポッドキャストでは、映画『One Fast Move』の制作に携わったケリー・ブラッツ、KJ・アパ、ブランドン・パーシュ、映画のスチル写真を撮影したフランク・マシなどのインタビューを配信しています。

 

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