トライアンフの新たな伝説が幕を開けます。初代RocketのDNAと優れたエンジンプラットフォームを新次元へと昇華し、モーターサイクルの世界に再び確かな足跡を残します。
完全新設計となるRocket 3の3気筒エンジンがもたらす圧倒的なパフォーマンスと新感覚のライディングエクスペリエンス。量産バイクとして世界最大排気量を誇るエンジンは2500ccへと進化を遂げ、量産バイクトップの221Nmという最大トルクを発生します。
エンジニアリングの傑作ともいえるこのエンジンの詳細をご覧ください。
1. 世界最大排気量2500cc
量産バイクとして世界最大排気量を誇る2500cc 3気筒エンジンは完全新設計。先代モデルより排気量、パフォーマンスともにワンランクアップしています。 排気量が増えたからといって重量も増えたかといえば、そんなことはありません。新型Rocketでは、エンジン質量の最適化を通して重量効率を見直し、新設計クランクケースで11kg、ドライサンプと一体型オイルタンクを採用した新設計潤滑システムで3.9kg、新設計バランサーシャフトで3.6kg、合計18kgの軽量化を達成しました。 精巧なエンジニアリングが際立つエンジンはフィニッシュとディテールも美しく、上下クランクケースに施されたマシニング仕上げのフィンもそのひとつです。
2. スリリングなパフォーマンスと世界トップのトルク
新型Rocket 3の最高出力は6000rpmで167PS(先代モデルより11%向上)。3500rpmという低回転から、7000rpmに引き上げられたレッドゾーンに至るまで、怒濤のパワーを発揮し、スリリングな走りをもたらします。最大トルクは量産バイクとして世界最強の221Nm。先代Rocketより向上したのはもちろんのこと、ライバル車を71%も上回り、トルクカーブはフラットでリッチ。ピークトルクは4000rpmから中回転域にわたって発生し、どのギアでもエフォートレスな加速と優れたレスポンスを実現します。 この圧倒的なトルク、パワー、シャシーが三位一体となり、0-100km/hをわずか2.89秒という抜群の加速性能を発揮します。
3.ハイドロフォーミングによるヘッダーパイプ
Rocket 3 RとRocket 3 GTを象徴する優美な3連ヘッダーパイプは、ハイドロフォーミングによって成形されています。3連ヘッダーパイプを革新的な設計で配置し、キャタライザーを取り込み、トリプルエグジットサイレンサーまでパーフェクトなラインのエキゾーストを完成させました。
4. 深みのあるトリプルサウンド
新型Rocket 3の両モデルには、ブラッシュ仕上げのエキゾーストヒートシールドとエンドキャップが装備され、独特のトリプルエグジットサイレンサーからは深みのあるトリプルサウンドが響きます。
5 & 6
トルクアシスト油圧式クラッチ
Rocket 3の強大なパワーをしっかりとコントロールしつつ、極上の乗り心地を味わえるよう搭載されているのが、新設計のトルクアシスト油圧式クラッチです。クラッチレバーの操作力を軽減してライダーをアシストします。
高性能ヘリカルカットギアボックス
新型Rocket 3には完全新設計の高性能6速ヘリカルカットギアボックスが搭載されています。スタンダードなギアボックスに比べ、はるかにスムーズで剛性に優れ、しかも軽量。精巧に設計されたギアボックスが、新型Rocket 3のパワーアップしたトルクをしっかりと受け止めます。